エクセルでXY座標を入力すると、対応する欄に1と表示する方法になります。
何らかの座標データがあり、その位置を可視化したい場合に有効な方法です。
完成図は以下となります。
使う関数について
今回使用する関数は2つです。
・COUNTIFS関数
こちらがメインで使う関数です。
COUNT関数+IFS関数が合体した関数で、複数の条件を満たす個数をカウントします。
今回の場合は、『X軸とY軸の数値が両方とも等しい数をカウントする』という条件で使用します。
・IF関数
こちらは見栄えを整えるために使用します。
COUNTIFS関数を使用した場合、該当するものがない場合は0が表示されてしまいます。
そのため、『結果が0の時は空欄で表示する』という条件で使用します。
作成方法
では実際に作成していきます。
事前準備
・X軸/Y軸のデータ入力欄を作成する。
入力欄を書式設定などで、枠付きにしておくと、選択範囲設定の際にやりやすくなります。
・X軸/Y軸を作成する。X軸Y軸ともに好きな座標を配置する。
希望のX軸/Y軸を作成します。個数や値は何でもOKです。(数値でなくてもOK)
今回はX軸/Y軸ともに1~10で作成しています。
COUNTIFS関数の内容
まずはベースとなるCOUNTIFS関数の説明になります。(0が表示されます。)
COUNTIFS関数は結果を出力する表の一番左上に下記を入力します。
※セルの内容は表作成の位置などで少し調整が必要です。
=COUNTIFS($B$3:$B$25,F$2,$C$3:$C$25,$E3)
関数の意味としては、X座標/Y座標の組み合わせが共に等しい個数をカウントします。
(重複する場合は2以上で表示されます。)
ただしCOUNTIFのみの場合、
一致しない場合は個数が0ということで0が表示されるため、少し見辛くなります。
見辛いという場合にはIF関数を使用して0を表示しないようにします。
(書式設定などでも可能です)
IF関数の内容
0を表示したくない場合にはIF関数を使用します。
IF関数は汎用性のある関数で、その名の通り、もし〜なら、〜と表示するという関数です。
今回は、COUNTIFSの結果が0の場合は空欄で表示、そうでない場合はCOUNTIFSの結果を表示するという形で使用します。
COUNTIFS関数+IF関数
2つの関数を組み合わせることで、XY座標を可視化することができます。
XY軸を可視化したいという場合はぜひ活用してみてください。